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みなさん おはようございます。

今日の一面ですがとうとうフィリピンが南シナ海棚上げしました。

草の根民主主義から上がってきたドゥテルテ大統領はアメリカより中国を選びました。

引き換えに中国から9000億円もの融資をひきだしました。

これで非常に大きな問題で、南シナ海はほぼ中国が制圧してしまうことになります。

 

まあ何もしてくれないどころか麻薬とか銃とかで国は滅茶苦茶な状況にもかかわらず

何もしてくれないアメリカより中国を選んだということでしょう。

この大統領は、実は国内でものすごい人気があります。

支持率も半端ありません。麻薬関連の犯罪人を片っ端から始末する野蛮な

人間ということも言われていますが、

現場ではその麻薬関連のギャングに多くの一般庶民が巻き添えになっています。

 

フィリピンからすると犯罪者の人権より一般庶民を守ることのほうが大事という判断でしょう。

確かに一般的な先進国からみればやばい人かもしれませんが、

それぞれ国にはそれぞれの事情というものがあり、

一概にひとつのルールで縛れるわけではありません。中東の問題にしてもしかりです。

ここにきて中国やロシア陣営に鞍替えしている多くの国はお金だけではなく、

アメリカのグローバリズムにウンザリしているのかもしれませんね。

日本はどうなることやらです。

 

現場との齟齬

さて、ドゥテルテ大統領は現場の課題をやや強引な方法で解決しました。

そして成果がでています。

我々も事はずっとちいさいですが製造という現場でいろいろな課題にぶつかります。

実際に海外の工場で色々なことにあたっていると日本ではメールひとつ、

電話一本で済むところ、そんなわけにはいかないことが多々あります。

 

特に工場の立ち上げ時は何かの材料が届かないなどまだいい方で、

そもそも必要なリストに入っていなかった。

または必要と思っていなかったものが急遽必要になった。

海外で日本のインフラを期待して準備してもそのインフラ自体を

準備しないとなかなか前に進まないなどなど。数えきれないことが多々あります。

 

現場の事情を呑み込めない日本側は訳のわからない指示を送り込んできます。

こんなことがありました。

某国に出張中、日本とその某国の関係に緊張がはしり町中で祭りのような状況に

なったことがあります。

 

もちろん日本人は完全外出禁止で工場に行くことができません。

ちょうど苦労して新製品を投入し始めたところで大きな問題となりました。

しかし現場の中国人から送られてくるデータでは

計画数量が各工程で全くこなせていない状況でした。

 

幹部は精神論と怒号だけ

一体何が起こっているのか全くわかない状況でした。

暴動で人が出勤していないのか、工程で何かがおこっているのか。

システム課題か。

日々送られてくる数字に日本側からは なんとかせ~ と相変わらずの精神論です。

緊急にTV会議が開かれましたが数少ない情報で議論のしようがなく、

幹部の怒号が毎日のように響き渡っていました。

 

なんでこうなることを想定してないんや~ って言人もいましたね。

こんなことになれっこになっていた私は、

工場が再開された後の対応について入念にチェックしていました。当たり前ですけど。

実は今の段階では投入数が上がっていないので大した被害にはならないのですが、

本格的に流れだしたときに対応していないと本当にまずいことになるんです。

 

だから冷静に考えるとここはじっくり進めていくべきと判断しました。

無事再開したのですが、再開したらしたで大騒ぎでそこからが

また正常な状態に戻すのが大変でした。

 

まとめ

事前に準備していたので大変でしたがほぼ予定どおりでしたね。

こんな小さなことでも現場とそこにいない本部では大きな齟齬があります。

ある程度仕方ないとは思いますが、もう少し現場を慮って頂きたいと思うのは私だけでしょうか。

まあ本部も本部で報告をキツク求められているのでそうもいってられないでしょうけど。

暴動で出勤しろ!とも言え

ないですしね。今日はここまでまたみてね。

 

金 1トロイオンス $1266.8

日経平均   ¥17235.5

為替 ¥$  104.06

 

 



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