東芝が2部に降格・債務超過解消はいつ？解消しないとどうなる？
みなさんおはようございます。東芝がえらいことになってます。原発関連
の事業で大失敗した旨は以前の記事でも書きました。決算発表も延期され
一カ月先送りだそうです。とうとう債務超過ということでXデー迫ります。
今回は明らかな経営の失敗ということで産業革新機構のディールもなさ
そうです。
東芝が2部に降格！債務超過解消はいつ？
日本を支えてきた名門企業である東芝が東証二部に格下げになるという
報道がありました。昨年はシャープが債務超過とうことで二部に格下げ
そして台湾の鴻海精密が救いの手を差し伸べたことはまだ記憶に新しい
ところです。
シャープの場合はディスプレイ事業の失敗が会社を倒産寸前まで追い込み
ました。まだ日本のディスプレイはグローバルで競争力があると判断され
革新機構のディールになっていました最終的にはは台湾の鴻海が買収
しましたが、なんとか会社は持ちこたえている状態です。
今回は一企業の完全な経営失敗ですから革新機構がディールになる可能
性はとても低いと思われます。なんらかの理由をつけて介入する可能性
はなきにしもあらずですが。世論がなかなかそれを許さないでしょう。
絶好調の半導体メモリー事業については触手を伸ばす企業もあるでしょ
うが、東芝丸ごとというと重電から家電まである総合電機メーカーを丸
抱えすることは難しいと思います。
債務超過の回収に事業を切りうりするしかないでしょうが、昨年は医療
関連事業をキャノンに売却しており、あと売るものは虎の子の半導体位
しかないと言われています。
解消しないとどうなる？
債務超過になって資金がどこからも得られなければ倒産ということになり
ます。銀行がそう簡単にお金を貸してくれるとも思えないですからね。
マイナス金利で政府に煮え湯をのまされている銀行は、動く義理ないです
しね。
しかし今回そもそもの失敗はアメリカのポンコツ原子炉メーカーのウエ
スティングハウス（WH）の買収から端を発しており、判断した経営陣は
一体なにをしていたということになります。安倍さんも自国企業の大ピン
チに一役買ってほしいものです。しかし福島の原発の事故がなければ今回
のように費用がかさむこともなかったようです。リスクヘッジが全くでき
ない原発は一企業が取り扱えるような案件ではなくなってます。また発電
コストもこれまでより高くなることが予測されます。リスクがあってコス
トの高い原発建設を進めていく国はあるのでしょうか。
まとめ
■債務超過については事業を切り売りする方向で進んでいるが、半導体
事業位しかめぼしいものはない。決算遅延にもみられるようにまだ債務
超過は解決していないと予測される。
■債務超過が解消しないと倒産となる。その後企業は解体される可能性が
ある。カネボウみたいにならざるを得ない。
■原子力発電事業は、一企業がリスクヘッジできる枠を大きく超え、発電
コストは高くなる可能性があり、国も導入に二の足を踏むと思われる。
世界的に原発建設は下火になる可能性がある。
今日はここまでまたみてね。
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